キャリアアップ助成金の「正社員化コース」が大きく減額されることになります。

以下、厚労省の2025/3/17の最新情報です。
正社員化コースの支給対象者の範囲・助成額が変更になります。
【現行】
有期→正規80 万円(60 万円)
無期→正規40 万円(30 万円)
【改正後】
重点支援対象者
有期→正規80 万円(60 万円)
無期→正規40 万円(30 万円)
重点支援対象者以外
有期→正規40 万円(30 万円)
無期→正規20 万円(15 万円)
有期→正規80 万円(60 万円)
無期→正規40 万円(30 万円)
重点支援対象者以外
有期→正規40 万円(30 万円)
無期→正規20 万円(15 万円)
「重点支援対象者」とは
a:雇入れから3年以上の有期雇用労働者
b:雇入れから3年未満で、次の①②いずれにも該当する有期雇用労働者
①過去5年間に正規雇用労働者であった期間が1年以下
②過去1年間に正規雇用労働者として雇用されていない
c:派遣労働者、母子家庭の母等、人材開発支援助成金の特定の訓練修了者
a:雇入れから3年以上の有期雇用労働者
b:雇入れから3年未満で、次の①②いずれにも該当する有期雇用労働者
①過去5年間に正規雇用労働者であった期間が1年以下
②過去1年間に正規雇用労働者として雇用されていない
c:派遣労働者、母子家庭の母等、人材開発支援助成金の特定の訓練修了者
と記載されています。
※新規学卒者については、雇い入れられた日から起算して1年未満のものについては、支給対象者から除外しました。
<キャリアアップ改定最新情報:厚労省HP>
ここからがポイント
①今まで二期80万円受給できていた従来の助成金は無くなります。それが、一期40万円に【減額】されるようです。社労士の成功報酬の絡みもあり、あまり積極的にキャリアアップ助成金に取り組み会社が少なくなるような気がします。それに、近年のキャリアアップ助成金のとても審査が厳しくなっているので、それも影響する可能性があります。
②従来通り二期80万円を受給したければ、「重点支援対象者」の要件を満たす必要があります。新卒をキャリア助成金に適用する場合、1年以上の有期雇用契約が必要となります。また、過去に1年以上正社員であった期間がある場合は適用になりません。
③上記②にも記載しましたが「新規学卒者」は1年未満のものはNGとなりました。結構影響を受ける企業も多い可能性があります。
まあ、正攻法で攻めるしかない
キャリアアップ助成金は、不安定な人を正規雇用として転換させる国の政策を反映したものでしたが、それほど効果が無いと国もわかってきたのだと思います。今回の改正が、本当に困っている人(有期雇用で3年以上などの人)を正社員に転換した人を重点的に支援する制度と変化した形です。助成金の変遷は時の状況により変化していくものです。
中小企業の経営者は、きちんと社内の給与体系等の人事制度を構築し、給与を安定的に昇給していく仕組みを作り、経営理念やビジョンをしっかり固めて、優秀な社員を正社員として採用することを目指すべきだと思います。
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