「介護」が始まる前にやっておくべきことベスト5

「介護」が始まる前にやっておくべきことベスト5を、優先順位が高い順に解説していきます。

2025年4月1日に介護休業に関する改正が義務化されました。

★介護離職防止のための雇用環境整備
今回の改正で、介護休業や介護両立支援制度等の申出が円滑に行われるようにするため、事業主は以下の(1)~(4)いずれかの措置を講じることが義務化されます。いずれか1つ以上の措置を講じれば問題ありませんが、複数の措置を講じるほうが望ましいとされています。
(1) 介護休業・介護両立支援制度等に関する研修の実施
(2) 介護休業・介護両立支援制度等に関する相談体制の整備(相談窓口設置)
(3) 自社の労働者の介護休業取得・介護両立支援制度等の利用の事例の収集・提供
(4) 自社の労働者へ介護休業・介護両立支援制度等の利用促進に関する方針の周知

<改正のポイント>
〇介護休業や介護両立支援制度等の申出が円滑に行われるための措置を義務化!

★介護離職防止のための個別の周知・意向確認等
今回の改正で、「介護に直面した」との申し出があった労働者に対して事業主は、介護休業等に関する両立支援制度について、個別に周知・意向確認をすることが義務化されます。また、介護に直面する前の早い段階(40歳等)での情報提供も合わせて義務化されます。これにより、仕事と介護との両立がしやすい環境や周囲への介護の理解が進むことが期待されています。

<改正のポイント>
〇介護に直面した労働者に、両立支援制度の周知・意向確認を義務化!
〇介護に直面する前の早い段階(40歳等)での情報提供を義務化!

会社側の「介護休業」に対する対応が徐々に義務化されて行っています。しかし、まだまだ経営者の意識はそこまで到達していないと感じることが多いです。経営ですから、まずは売上・利益となりますね。

しかし、戦力になる人材がいなくなれば、経営者が想定する「売上・利益」も達成できなくなっていきます。その現実と会社の未来・将来を少し考えてみてはいかがでしょうか?

会社の従業員が「介護」に直面しそうなときに、まずは取ってほしい行動を5選、挙げてみました。介護状態になる前に事前調査や話愛をしておいてください。その準備だけで、どれだけ安心感が生まれるか!

① 経済状況と資産の把握・整理

 親の預貯金、年金収入、保険、不動産、借金など、全ての経済状況を把握します。通帳や保険証書、不動産の権利書などを整理し、一覧にしておくと便利です。もしもの場合に備え、成年後見制度についても調べておきましょう。
 介護には多額の費用がかかる場合があります。経済状況を把握しておくことで、利用できる介護サービスや経済的な支援策を検討しやすくなります。また、介護が必要になった際に、スムーズに手続きを進めるためにも、事前に情報を整理しておくことが重要です。

② 親の希望と意思の確認

 親がどのような介護を希望しているのか、どこでどのように過ごしたいのか、延命治療や終末期の医療に関する希望などを、じっくりと話し合います。エンディングノートなどを活用するのも良いでしょう。
 介護は、親の人生に深く関わる問題です。親の希望を尊重し、可能な限り意向に沿った介護を提供することが、親の尊厳を守り、より良い生活を送るために不可欠です。また、事前に話し合っておくことで、家族間の意見の相違を防ぎ、スムーズな意思決定につながります。

③ 介護保険制度の理解と申請準備

 介護保険制度の内容、利用できるサービス、申請方法などを理解します。市区町村の窓口や地域包括支援センターで相談し、パンフレットや資料を集めましょう。申請に必要な書類や手続きの流れを確認しておくと、いざという時に慌てずに対応できます。
 介護保険制度は、介護が必要になった方を支援するための重要な制度です。制度を理解しておくことで、適切なサービスを選択し、経済的な負担を軽減することができます。また、申請には時間がかかる場合があるため、事前に準備しておくことが大切です。

④ 地域の介護サービスの調査

 親が住んでいる地域で利用できる介護サービス(訪問介護、デイサービス、ショートステイ、介護施設など)を調査します。それぞれのサービス内容、費用、利用条件などを比較検討し、親のニーズに合ったサービスを探しましょう。
 介護サービスは、地域によって提供されるサービスや費用が異なります。事前に情報を集めておくことで、親の状態や希望に合ったサービスをスムーズに選択することができます。また、複数のサービスを比較検討することで、より適切なサービスを見つけることができます。

⑤ 家族間の役割分担と協力体制の構築

 介護が必要になった場合、誰がどのような役割を担うのか、家族間で話し合います。介護の中心となる人、経済的な支援をする人、情報収集をする人など、それぞれの得意分野や状況に合わせて役割を分担しましょう。
 介護は、家族にとって大きな負担となる場合があります。事前に役割分担を決めておくことで、負担を分散し、協力して介護に取り組むことができます。また、定期的に話し合い、情報共有することで、家族間の連携を強化し、より良い介護を提供することができます。

これらの準備は、介護が始まる前から少しずつ進めていくことが理想的です。

最後に

「どこに相談して良いかわからない」ケースが多いと思います。そんなときは、nextage株式会社が運営するシニアライフ相談サロンの「めーぷる東京中央店」の従業員のお悩み相談解決窓口にご相談ください。

シニアライフ相談サロンの「めーぷる東京中央店」
南本静志 boss@neko-smile.jp

 

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