迫りくる「マイナンバー制度」という影

迫りくる「マイナンバー制度」という影

マイナンバー制度がもうすぐやってくる。

どんな恐ろしい制度なのか?中小企業経営者は若干不安に思っています。

それを解消するのが社労士事務所の役割なのですが、、

不安① 複数から収入を得ている人は、本来複数個所からの収入を合算して保険料を算出しなければいけないのですが、

それをやっていないことが役所が把握し、適正な保険料を徴収されやしないかという不安

不安② もともと社会保険に入っていない企業が、強制的に過去の数年に遡って社会保険の加入をしなければ

ならないようになるのではないかという不安

不安③ 個人事業主さんは、ちょい小遣い稼ぎをしていたのが、税務署に丸裸になるので、

税金が多くとられるんじゃないかという不安

まあ、色々ありますが、きちんと事務処理をし、普通の会社、個人としての対応をしていれば、

なんら怖くないのですが、自社の常識で今まで動いていた中小企業はちょっと経営的にもしんどいことになるでしょう。

社会保険の会社負担を支払って、一人前の会社と言えるからです。

いまだに社会保険に加入しない企業が多いと聞きます。

それでは社会的信頼度も高まりませんし、対営業戦略的にもこれからはマイナスだと思います。

特に建築等で顕著なってきているようです。

中小企業経営者に皆さんは、マイナンバーという迫りくる影におびえるのではなく、

きちんと個人情報保護対策をし、適正な保険料を算出し、納税し、国家に貢献して行くことが

ベターじゃないかと個人的には思います。

 

2015-08-27 南本静志 東京中央給与計算センター http://tokyo-chuo-sr.jp