中小企業経営者の役割について、解説します。
中小企業経営者はサラリーマン時代の得意分野を武器に、その分野で独立開業した人が
多いです。したがって、営業畑なら「営業会社」、技術畑なら「システム会社」「製造業」
などです。これは儲かる会社になりそうな予感がしますよね。
しかし、ダメなんです。この手の経営者は、自分が好きな得意分野に自らどっぷり浸るので
経営者としての役割を全くしない、出来ない、のです。
だから、いい技術持っているのに会社をつぶしてしまうなんて話になるわけです。
そんな中小企業の経営者は自分で得意分野をどっぷりやりたければ、経営者としての役割を
それ以外の時間をつくりしかないですが、それは物理的に無理でしょう!
結論としては、経営者は現場から離れられるように、部下を育成し、現場から離れる。
これしかない。
経営者の役割を大雑把に解説すると、
①経営理念、ビジョンの策定と社内への浸透
②経営戦略と事業計画の策定とPDCAを回す
③社内の生産性や効率性の向上をめざし、財務的に収益体質にしていく
④社員の育成等を考え、計画的に人材育成等を実施
⑤情報やノウハウの共有化できる仕組みの構築
経営者の仕事って、社員に運用させる仕組みを構築することなんです。
それができれば、会社はうまく回ります。
2015-06-18 南本静志 http://tokyo-chuo-sr.jp